介護職の求人数は多いため、「自分に合う求人がなかなか見つけられない」と戸惑うこともあるでしょう。自分にぴったりな求人を効率よく探すには、ポイントを押さえることが大切です。
そこで本記事では、介護職求人を探すサービスや効率的な探し方について詳しく紹介します。
介護職求人を探す方法は6つ
介護職求人を探す方法は、主に6種類あります。まずは、この中で自分に合う方法を選ぶのが、求人探しに成功するポイントです。どのような方法があるのか、見ていきましょう。
豊富な求人から選べる求人サイト
最も手軽に求人検索できるのが、求人サイトです。インターネットの環境があれば、パソコンやスマホからいつでも求人情報を検索できるため、自分のペースで転職活動を進められるのが特徴です。
また、掲載求人数が多いので、さまざまな条件から選びたい方にもおすすめです。更新頻度も高く、新しい求人情報を知りたいときにも役立ちます。
ただし、情報量が多いため、選ぶのに時間がかかるのがデメリットです。ある程度条件を絞り込んで検索する必要があるでしょう。
自宅近くの職場が探せるハローワーク
自宅から近い職場を探したい場合におすすめなのが、公共機関のハローワーク(公共職業安定所)です。窓口で相談しながら探せるというメリットもあります。求人数が豊富で、インターネットからの検索も可能です。
ハローワークの求人情報には施設の写真がないため、職場の雰囲気などをイメージしづらいというデメリットがあります。ただ、地元の施設について詳しい職員も多く、応募したい施設について具体的な話が聞けることもあるでしょう。
地域密着の職場が探せる求人広告・情報誌
ハローワークと同じく地域密着で、さらに手軽なのが新聞の折り込み広告や情報誌です。駅やコンビニなどに置いてある情報誌は、周辺エリアに限定した情報が掲載されている場合もあるため、希望にあった場所が見つけやすいでしょう。
ただし、広告スペースに限りがあるため求人数は少なく、競争率が高い傾向があります。
希望に合った職場を紹介してくれる転職エージェント
求人探しが初めてで選び方がよくわからないという方には、転職エージェントがおすすめです。担当のコンサルタントが求職者の希望をヒアリングし、条件に合った職場を紹介してくれます。
「条件の良い非公開求人を紹介している」「給与などの条件交渉にも対応する」など、エージェントごとに特徴はさまざまです。効率よく職場を見つけたい場合は、利用してみるとよいでしょう。
家庭とプライベートを重視したい方は人材派遣
働く曜日や勤務時間を調整したい場合は、人材派遣で探しましょう。自分の希望する曜日や時間にあった職場が見つかります。
雇用が不安定というデメリットはありますが、「子育てと両立させたい」「プライベートの時間も確保したい」という点を重視する方には便利です。
採用が前提で就職活動が楽な知人の紹介
信頼できる知人から紹介してもらうという方法もあります。知人から職場について詳しい内容を聞くことができ、十分納得してから応募できるのがメリットです。
紹介ということで採用が前提という場合も多く、内定までの手続きがスムーズに進む可能性が高いでしょう。
そもそも、応募したい求人が見つからないのはなぜ?
求人探しでは、希望通りの職場が見つからないということもよくあることです。そもそも、応募したい求人が見つからないのはどうしてでしょうか?その理由を2つ紹介します。
やりたいことや自分の強みを分かっていない
応募したい職場が見つからないのは、やりたいことや自分の強みをよく理解していないからです。本当にやりたいことが分からず待遇面だけで職場を選んでしまうと、いざ働いてみたときにミスマッチが起こる可能性があります。
仕事が合わず、早期退職という結果になってしまうかもしれません。
完璧な条件を求めてしまっている
給与や休日数、福利厚生や自宅からの距離……。完璧な条件を設定していると、希望通りの職場を見つけるのは難しいでしょう。すべてが揃った職場は簡単に見つかるものではありません。
どこかに妥協点を見出す必要があるでしょう。
効率的に自分に合った介護求人を探す4つのポイント
効率的に自分に合う求人を見つけるには、ポイントがあります。次の4つを押さえてみてください。
ポイント1:まずは自己分析で転職の「軸」を決める
新しい職場でやりたいことや自分の強みを知るため、自己分析を行いましょう。自己分析により転職の軸を決めることで、自分がどのような職場を求めているのかが分かります。
求人探しを行う際の具体的なキーワードなども洗い出しやすくなり、大量の求人データから希望の求人を見つけることが可能です。
自己分析で何を重視したいかを明らかにすることで、条件の優先順位もつけやすくなるでしょう。転職の軸が決まれば志望動機が明確になり、面接で質問されたときも主体的に答えらます。
自己分析については、こちらの記事も参考にしてみてください。→「介護 転職 自己分析」の記事のリンク
ポイント2:求人票の情報を正しく理解する
求人探しでは、自分の希望や都合だけを考えるのではなく、求人票の情報を正しく理解し、「どのような人に来てほしいと考えているのか」を考えてみてください。「自分なら先方の求めるニーズを満たせる」という、相手の目線に立った理解も必要です。
施設と自分が「大切にしていること」をすり合わせ、マッチングするかどうかも検討してみましょう。そのためには、求人票の情報だけでなく施設のWebサイトをチェックするなど、多くの情報を集めることが必要です。
ポイント3:複数のサービスを利用する
求人探しは一つのサービスだけでなく、できるだけ複数のサービスを利用するようにしましょう。求人サービスはそれぞれ保有している求人が異なり、特定のサービスしか登録していない施設もあるからです。
複数のサービスを利用することでより多くの情報が得られ、自分に合う施設を見つけやすくなります。
また、条件に合った職場を紹介してくれる転職エージェントも、相性の良し悪しがあります。複数のエージェントに登録しておくことで、より自分に合った施設を探せるでしょう。
ポイント4:求人情報だけで分からないときは施設を見学させてもらう
求人情報だけでは職場の雰囲気などが分からない場合、できる限り施設見学を行いましょう。面接の際に希望すれば、見学を許可してくれる施設がほとんどです。入居者やスタッフが働いている様子を確認するだけでも、働いたときのイメージが掴めます。施設を案内してもらう際は、入居者との関わり方など経営の方向性についても確認してみるとよいでしょう。
介護職の求人探しはポイントを押さえよう
豊富にある介護職の求人から自分に合う職場を探すには、自己分析で転職の軸を決めることが大切です。利用する求人サービスも一つに決めず、いくつか利用してみるのがよいでしょう。
求人情報だけではよく分からないときは、施設見学なども積極的に行ってください。ポイントを押さえ、効率的な求人探しで理想の職場を見つけましょう。