介護職の面接はどんな服装が正解?スーツ?私服?男女別服装マナーを解説

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介護職の面接はどんな服装が正解?スーツ?私服?男女別服装マナーを解説

介護職は普段はスーツではなくユニフォームや私服で業務にあたるため、いざ面接となると、どんな服装で行けばよいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

転職活動においてもっとも重要なのが「面接」です。なかでも、第一印象を決める「服装」で好印象を与えることができると、その後の面接もスムーズに進みます。人員不足が続き、超売り手市場の介護業界ですが、誰もが採用されるわけではありません。

本記事では、介護職の面接で好印象につながる男女別の服装選びと身だしなみについて、気をつけておきたいポイントを紹介します。


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服装に関する指定がない場合はスーツが一般的

面接時の服装について、先方からの指定がない場合はスーツで臨むのが無難です。採用担当者が自分のために時間を割いていると考え、失礼のない服装や身だしなみを心がけましょう。先方から「普段着で」と言われた場合でも、正社員としての面接であればスーツを着用するか、スーツがない場合はジャケットを着用したほうがよいでしょう。「スーツだと堅苦しすぎるのでは?」と不安になる方も少なくありませんが、面接では社会人としての常識が問われます。TPOに合わせて適切な服装を意識できるということは、決してマイナス評価にはならないでしょう。

男女別に気をつけたいポイントを下記にまとめたので参考にしてみてください。

男性の場合

特別養護老人ホームや有料老人ホームなど介護施設はたくさんあります。そのなかで、なぜその事業所を選んだのか、どんなところに魅力を感じたのかはとても重要です。

スーツ

スーツはシックな印象を与えやすいシングルボタンで、黒やダークグレー、ネイビーの無地のものがよいでしょう。派手な印象を与えてしまうダブルのスーツや凝ったデザイン、明るい色は避けてください。また、20代後半以降の転職の場合、学生時代に着ていたリクルートスーツでは頼りない印象を与えてしまうので、きちんとしたビジネススーツの着用がベターです。

面接当日になって慌てないよう、事前にスーツにしわがないか、パンツの裾丈が短くないかもチェックしておきましょう。

シャツ

柄や光沢のない白や薄い水色のワイシャツが基本です。襟や袖口の汚れやシワがあるとだらしない印象を与えます。着用前にアイロンやクリーニングをしておきましょう。尚、ボタンダウンシャツは、カジュアルスタイルのシャツなので面接には相応しくありません。

ネクタイ

色はスーツの色に合わせたものが基本です。柄は無地、小紋、ストライプが無難でしょう。派手な色やデザインのものは避けてください。

レザータイプで黒の紐靴がよいでしょう。靴に汚れや傷がないかもチェックしてください。

ベルト

スーツに合った黒や茶色の革素材のものを選んでください。編み込みや派手なバックルなどデザイン性が高いものは、カジュアルなイメージを与えるので避けましょう。

A4サイズが入る大きさで落ち着いたデザインが基本です。色は黒やダークグレー、ブラウンがよいでしょう。リュックやトートバッグは避けたほうが無難です。手ぶらや紙袋は絶対に避けてください。

女性の場合

スーツ

サイズは小さすぎず自分に合ったもので、無地がよいでしょう。色は黒やネイビー、グレーを基本として、ライトグレーやベージュ、キャメルでも構いません。スカート(ひざ丈の長さ)、パンツどちらでも問題ありませんがデザイン性やトレンド性の高いもの、体のラインを強調するものは避けましょう。男性と同様に、20代後半以降の転職の場合、新卒時のリクルートスーツは頼りない印象を与えてしまうのでやめておきましょう。

シャツ

白かパステルカラーのシャツかブラウスで、透け感が少ないものを選びましょう。女性の場合、襟元に第一ボタンがないスキッパーシャツも人気です。レギュラーカラーのシャツと比べ、軽快で明るい印象になります。シミやシワに気をつけて、清潔感を大切にしてください。

ストッキング

生足は避け、ストッキングを着用しましょう。色は肌色を基本に、秋冬であれば黒でもよいです。着用時には伝線していないかもチェックしてください。

黒色のシンプルなパンプスがベストです。ヒールの高さは5~7cmくらいがスーツに合います。ピンヒールやオープントゥ、サンダルなどは避けてください。

A4サイズのものが入る大きさで、床に置いたときに倒れず自立するものを選びましょう。派手なデザインやブランドバッグ、リュックサックや口の閉まらないトートバック等は面接の場にふさわしくないので、避けてください。

「私服でお越しください」と言われた場合

パートや派遣社員などの非正規雇用の場合、求人先の企業へ服装について質問すると「私服でお越しください」と回答されることがあります。そんなは私服で行っても大丈夫でしょう。ただし、ビジネスマナーを守った服装が求められていることを忘れないようにする必要があります。私服とはいえTシャツやジーパン、ジャージ、スウェット、パーカなど休日に着るようなものは男女ともにNGです。また、おしゃれをする場所ではないので帽子や防寒以外のストールなどは避けて、清潔感のある、きちんとした服装を心がけることが重要です。

男女別に下記のような点に気をつけてください。

男性の場合

ブレザーなどのジャケット、襟のある白シャツ、よれていないチノパン、スニーカー以外の革靴(ダークブラウンやネイビーなど落ち着いた色)、レザーなどのトートバッグ(床に置いたとき自立するもの)などのコーディネートがおすすめです。普段着と言っても遊びにでかけるようなスタイルは避け、ビジネスカジュアルを意識してください。

スーツのジャケットだけ、パンツだけといった服装は、ちぐはぐに見えるので避けましょう。ネクタイだけ外すといったスタイルも控えたほうがよいです。

女性の場合

おしゃれに凝りすぎないように気をつけてください。ジャケットに白のトップスやカーディガン、タイトスカート(もしくはセミタイト)、ミドルヒールのパンプス、レザーバッグ(A4サイズが入るもの)といったコーディネートがよいでしょう。色は落ち着いた印象を与えるネイビー、ベージュ、キャメル、グレーがおすすめです。きちんとした印象を与えられることを意識してください。

面接後に施設見学や現場体験実習が予定されている場合

面接時に現場体験が予定されており「動きやすい服装で」と指定されることがあります。この場合、介護現場での勤務経験があるとジャージなどをイメージしがちですが、あくまでも面接であるということを忘れてはいけません。面接では清潔感がある、体のサイズに合っている、など社会人としての常識を試されている点を頭に入れて、服装を選ぶ必要があります。
面接である点と動きやすさという点を考慮すると、襟のあるポロシャツなどにチノパンといった恰好がふさわしいでしょう。女性はスカートを履いて行かないよう注意してください。

介護の面接で好印象を与える服装マナーの3つのポイント

ポイント1 清潔感がもっとも重要

清潔感のある服装、身だしなみは、面接官に「この人はしっかりと仕事をしてくれる」というイメージを与えます。逆に清潔感に欠けていると「社会人としての自覚に欠けていて、いい加減な仕事をするかも」という悪いイメージを持たれてしまいます。

第一印象で面接官にマイナスのイメージを持たれないためにも、とくに次の5つの点には注意が必要です。

髪型、髪色

 色が明るすぎる、派手、寝ぐせがついている、不衛生

ひげ(男性)

 無精ひげ、そり残しがある 伸ばしきっている

メイク・ネイル(女性)

 派手すぎるメイク、きれいにネイルした爪、剥げかけたネイル、爪が長い

香水

 匂いが強い

アクセサリー

 仕事の邪魔になりそうなデザインや豪華すぎるもの

介護職員の業務は基本的に対人援助なので、上記のような点に注意が必要です。たとえば、長い爪は利用者さんにケガをさせてしまう可能性がありますし、無精ひげや派手なネイル、匂いの強い香水(体臭やたばこの匂いにも注意が必要)は利用している高齢者の方に不快感を与えかねません。勤務で必要のないものは面接の際にも控えたほうがよいでしょう。

ポイント2 体形に合ったものを選ぶ

体に合っていないスーツや服装は、見た目の印象を悪くしてしまいます。袖が長かったり身幅がだぶついていたりすると、だらしない印象を与えてしまうので気をつけましょう。

ポイント3 ビジネスのTPOをわきまえる

社会人として、TPOに合わせた服装をすることは常識と言えます。面接では社会人としての資格があるのかを求められています。面接の場で必要とされるのは「おしゃれ」ではなく「身だしなみ」です。場に馴染まない恰好になってしまわないように、清潔感があり社会人として良識のある恰好を心がけましょう。

服装と身だしなみが整ったら、最後は笑顔を忘れずに

面接の際の服装や身だしなみの大切さをお伝えしてきましたが、もうひとつ大切なことがあります。それは「笑顔」です。あなたに介護をしてもらう利用者さんも、笑顔で明るく接してもらうほうが気持ちいいでしょう。面接官はそういった点も見ています。暗い表情をしていると、これまでの準備が台無しになってしまいかねません。面接官に好印象を持ってもらうためにも、整えた服装と身だしなみに加えて、明るい笑顔を心がけましょう。

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