求人倍率が高い介護業界では、優秀な人材採用が難しいばかりではなく、応募が集まらないという問題を抱える企業も多いものです。そんな中で人材採用を成功させるには、まず応募数をアップさせることを意識し、求人票の内容を見直してみましょう。
この記事では、介護職の求人票を出す際の基本情報のほか、求職者の興味を引く魅力的な求人票を作成するポイントをご紹介します。
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目次
求人票の内容は人材採用に影響する
介護業界は求人倍率が高く、人材採用を希望する企業や事業所の方が求職者よりも多いことから、「売り手市場」と称されることもある業界です。採用する側にしてみれば、人材を採用することそのものが難しい状況です。
そのため、求人を出したとしても、単に求人票に必要事項を入力しただけではなかなか応募者が集まらないこともあります。求人への応募を増やすには、自社の魅力や働くメリットを正しく伝え、求職者の応募意欲が高まる内容にする必要があります。
介護の求人票を出せる主な求人サイトや媒体と場所とはとその特徴
求人(転職)サイト
多業種の求人情報が掲載されている総合求人サイトは、介護職の求人掲載も可能です。介護職を希望していない人も多く閲覧するサイトではありますが、その分幅広い人へアプローチできます。
特に介護未経験者の採用を検討している場合、未経験者はいきなり介護専門のサイトを閲覧して仕事探しをすることは少ないでしょう。総合求人サイトを閲覧していて介護未経験者可の求人を目にしたことをきっかけに、介護職員や介護士を目指す可能性もあります。そのため、総合求人サイトは介護未経験者も採用したい場合に適しています。
介護職専門の求人(転職)サイト
求人サイトの中には、介護職に特化した介護職専門求人サイトがあります。介護系の職業を専門としていることからターゲットがある程度絞られるので、ピンポイントで求職者にアピールできるでしょう。また、介護経験者が多く利用しているため、経験やスキルを持つ経験者を採用したい場合にも介護職専門求人サイトへの掲載がおすすめです。
ハローワーク
国が運営するハローワーク(公共職業安定所)は、無料で求人票を出せるのが大きなメリットです。多数の求職者が利用することもあり、こちらも幅広い人へアピールできるでしょう。
ハローワークへ求人を出すには、まず企業や事業所の所在地を管轄するハローワークへ出向いて事業所登録が必要です。現在はインターネットでの手続き可能な項目が拡充され、1年以内に再度求人を出す場合はハローワークへ出向くことなく、インターネット上の手続きだけで可能となっています。
介護職の魅力的な求人票を作成するポイント
求人募集をする際、どこに出すにしろ同業他社が同じ職種の求人票を出していることがほとんどです。同じような求人が複数ある中で、自社を選んでもらうためには、求人票の内容を魅力的で目を引きやすいものにするなど、他の求人票との差別化が必要です。具体的にどのような内容にするべきなのか、見ていきましょう。
自社が求める人物像を明確に、求職者目線で記載
どのような人物を採用したいのかというターゲットを明確にしておくのが、採用活動における第1のポイントです。ターゲットが絞り込まれていない状態で求人票を作成してしまっては、求職者とのミスマッチが起こる可能性が出てきます。
求める人材の応募につなげる求人票を作成するには、募集する仕事内容や求職者の過去の経験など、できるだけ具体的にターゲットを想定します。そしてそのターゲットがどのような情報が知りたいかを考え、その内容を元に求人票を作成しましょう。
例えば身体介護のスキルが活かせる職場であれば、身体介護のスキルを活かして活躍する職員のインタビューなどを掲載するのも一つの方法です。また、未経験者をターゲットとする場合、過去に全く異なる業界から転身し活躍している職員の事例などを掲載すると、求職者が安心して応募しやすくなります。
求職者は実際に活躍する職員の姿に自分を重ね合わせ、働く姿をイメージすることができるでしょう。
職種名と施設形態が一目で分かるように
介護職と一口に言っても、その仕事内容はさまざまです。同じ職種であっても、施設形態によって仕事内容が異なることも珍しくありません。求職者が求人票を見る場合に最初に見るのは職種名ということが多いため、職種名と併せて施設形態を明記しておくと良いでしょう。
仕事内容や待遇はできるだけ具体的に
同じ介護スタッフでも利用者さんの介護度や施設の特徴によって求められるスキルは異なります。求人票には具体的な仕事内容に加えて、その職種で求められる経験やスキル、付帯業務など詳しい情報も挙げておきましょう。
また、給与については、基本給以外に支給される各種手当や賞与も求職者がチェックするポイントです。昨年度の実績などを盛り込んで、できる限り具体的な内容を記載しましょう。
その他、有給休暇の取得率などが記載されていると、求職者が実際の働き方をイメージできるのでおすすめです。
自社の強みや魅力をアピールする
企業の特長や企業理念、や事業方針、他社と比較した際の自社ならではの魅力などは、求職者が自分に合った職場を探すための判断材料になります。企業の想いや魅力を過不足なく伝えることで「自分もここで働きたい」と求職者に感じてもらい、応募に繋げていきましょう。
ただし、注意しておきたいことは、伝えたいメッセージは一点に絞るということです。例えば、「○○区で20年の実績があります」のみアピールするだけでは、自社の特長のみで魅力が伝わりません。
逆に、「未経験者歓迎、研修も充実、若手にも裁量あり、30代幹部もいる職場です」と情報を盛り込みすぎると、本当に伝えたいことがわかりにくくなってしまいます。
「【○○区で運営20年】これまで培った地域との繋がりを活かしたケアプランを一緒に作りませんか」という内容なら、自社の特長に加えて求職者に期待するポイントを呼びかけられます。
より魅力的な求人票にするためのポイント
「ここで働いてみたい」と求職者に思ってもらえる求人票にするには、入社後にその企業で活躍する自分の姿をイメージしてもらえるような情報を盛り込むことが重要です。事業所や実際の職場の様子、職員の写真を掲載や事業所のSNSアカウントがあればそちらも記載しておくと良いでしょう。
求職者が自分のが働く姿をしっかりイメージできるようになれば、入職後のミスマッチを防げるというメリットもあります。
求職者目線の求人票で応募数アップを目指そう
求人票は、あくまでも求職者の目線で欲しい情報を考慮して作成すると、魅力的で応募したくなる内容にできます。より良い人材採用のためにも、求職者を引きつける内容の求人票を作成してみましょう。