介護職の内定辞退!未然に防止する方法、辞退者を引き止める方法とは

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内定者が決まったと安心していたら、内定辞退の連絡が……。そんなとき、採用担当者としてはとてもつらい気持ちになるでしょう。「また一から採用プロセスを踏んで候補者を確保しなければいけないのか」と落胆しながら、辞退の申し出を了承してしまうことも多いかもしれません。


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中途採用の内定辞退率はどのくらい?

中途採用で内定辞退をする人は全体の15.5%にものぼるという結果があります。医療・福祉系に絞ると、内定辞退率は11.9%。全職種における割合としては低い結果ではありますが、内定をもらったとしても約9人に1人が辞退を申し出ている現状があるのです。

また、面接の無断キャンセルに至っては全体の20.6%となっており、医療・福祉職を見ると15.4%という結果が出ています。ではなぜ採用を出した候補者が中途採用者が内定を辞退してしまうのか、その理由を知ったうえで対策につなげることが大切です。

内定辞退が起こる理由とは?

求職者は、採用されることを目的として面接を受けているはずなのに、内定を辞退してしまうのはなぜなのでしょうか。内定辞退の対策をとるためには、辞退者側の理由を知っておく必要があります。

どのような原因で内定辞退を選択しているのかを知り、企業側としてどのような対策をとると効果があるのかを考えましょう。ここでは、内定辞退の理由を辞退者の立場から解説します。

介護職の労働条件に不安がある

介護職の勤務条件に不安を感じて辞退を申し出るという場合があります。例えば、24時間体制で利用者さんをサポートする介護施設であれば、夜勤に就く必要もあるでしょう。求職者が前職の経験などから体力面に不安を感じている場合には、いざ実際に働くことを考えたとき、辞退を考えてしまうかもしれません。

これは、面接でのコミュニケーション不足が原因で、伝えたい内容が伝わっていない可能性もあります。採用担当者が候補者とコミュニケーションを取れていれば、候補者の不安を取り除くような対策を講ずることもできるでしょう。

家族の反対にあった

求職者が転職を家族に反対されて内定を辞退するケースもあります。これは、求職者が家族に相談をしないまま転職を決めて内定をもらったという場合に多いでしょう。良かれと思って転職を決めたのに、思わぬ反対にあってしまうこともあるのです。

その理由に多いのは、転職による収入減や体調面への不安などから配偶者に反対されることで、通称「嫁ブロック」などと呼ばれています。これは、家族にとって転職が良いものかどうかを判断するための情報が少ないことを理由に反対している可能性もあるため、内定後には企業側から家族に向けた働きかけなどが必要です。

>>【採用担当向け】内定辞退を防ぐ!介護職へ転職する際の「嫁ブロック」解決方法とは?

面接官や職員に対し不信感をもった

求職者は面接時に採用担当者や職員の人間性をチェックしています。採用する側の人間の何らかの行動に対し不信感を持ってしまったことが内定辞退の原因になる場合もあります。介護職の場合退職理由の1位は人間関係です。新しい職場には人間関係が良好であることを望む気持ちが強い場合、担当者や働く職員、企業そのものに悪い印象を持ってしまうと、たとえ内定が出ても辞退したいと思わせてしまうことになるでしょう。

特に介護職はコミュニケーションが求められる仕事なので、候補者が実際に不安なく働ける姿をイメージできるような面接や企業紹介を行うべきです。

介護職以外の業種から内定をもらった

採用面接を受ける求職者のなかには、介護職だけを志望しているわけではない人もいるでしょう。別の業種と並行して転職活動を行っていて、すでにほかの業種で選考が進んでいる可能性もあります。当然、その業種で内定をもらい、そのまま就職を決めるというケースもあるでしょう。

求職者が転職活動を進めるうえでは、介護職以外の業種に興味を持つ人も多いため、この会社で介護職に就きたいと思われるような工夫が必要です。ほかの会社はすべてライバルだと考えて、面接では求職者のハートをつかむように心がけましょう。

現職を辞められない

内定辞退の理由には、現職をやめられないというものもあります。求職者の中には、現職で働きながら転職活動をしている人も多く、一般的にそういった人は、内定をもらうまで現職に退職の意思を伝えないことが多いでしょう。

いざ退職したいと申し出た際に、現在の職場から強く引き止められて退職できず、内定を辞退するということもあります。法律上は本人の意思で退職できるとされているものの、現在の職場に残る選択をとる内定者もいるのです。

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内定辞退の防止方法とは?

内定辞退を防ぐためには、企業への志望度を上げることが大切です。これには内定者との接触機会を持つことが必要ですが、面接や内定通知など、その機会は限られています。求職者の内定辞退を防止するために、企業側がとり得る方法はあるのでしょうか。ここでは、企業側ができる内定辞退の防止方法を確認しておきましょう。

内定を電話で伝える

内定通知は、どんな方法で行っていますか?内定をメールで通知する企業も多いようですが、メールだけではなく直接電話で伝えて、内定者の志望度を上げる方法があります。

例えば、電話で内定が決まったことを伝える際に、「一緒に働けるのが楽しみです。」と付け加えるだけでも、その企業身近なものとして感じられるはずです。特別な言葉を用意しなくても、歓迎の意を伝えることで、内定者の気持ちは高まるでしょう。

介護職の現場において内定者研修を開く

内定者に、現場の雰囲気を知ってもらうことも重要です。内定者研修として施設見学の機会を設けるとよいでしょう。実際に働く職場を見たり、あらかじめ職員と交流を持ったりするのは、内定者の就業意欲を高めることに役立つはずです。

転職経験者には、実際に入社を決めたきっかけが内定後の施設見学だったという人もいます。内定者にありのままの職場を見てもらうのは、安心感を与えると同時に「ここで働きたい」と思わせるチャンスだともいえるわけです。

内定者との接点を持ち続ける

内定者と社員が接する機会を増やし、接点を持ち続けることで良好な関係を構築しておくのも効果的です。例えば、社内のイベントや企画に内定者を招待するなど、コミュニケーションを図る機会を模索するのがよいでしょう。

もしも対面で接するのが難しい場合には、メールを送ったり、SNSを活用したりして、内定者とのコミュニケーションを図れる工夫をします。採用担当者から積極的に接点を持つなど、継続してフォローすることが大切なのです。

社内報などを送付して介護職の理解を得る

社内報を内定者に送付することで、会社のビジョンや現場の雰囲気を知ってもらうこともできます。内定者が優秀な人材であればあるほど複数の企業から内定をもらっている可能性があるため、いかに自社の存在感を示すかが内定者の心をつなぎとめる鍵となるでしょう。社内報は、面接では伝えきれなかったことをアピールできるツールなのです。

これから社内報を製作するならば、そこには内定者を意識した話題を盛り込むことが大切です。例えば、実際に働いている社員のインタビューや勤務のスケジュール感などを掲載していると、内定者に安心感を持ってもらえるでしょう。

家族に説明できるような書面を用意する

転職先のことを内定者が家族に説明できるような資料を発送する方法もひとつの手です。内定者の家族に新しい仕事を知ってもらうことで家族にも安心感を与え、内定者の就職意欲を後押ししてくれるかもしれません。

具体的な内容としては、会社の概要はもちろん、労働条件を知ってもらうことを意識します。特に、年収は最も家族が気に留める点ともいえるので、モデルを挙げて年収を明確に示すことが重要です。さらには福利厚生のよさを前面に打ち出すなど、家族が懸念する点を解消して味方にするような資料を用意しましょう。

内定辞退の連絡を受けてから引き止めるには?

内定者から内定辞退の連絡があった場合、どのように行動していますか?もしかすると、すぐに了承してしまっている会社も多いことでしょう。しかし、早まってはいけません。あらかじめ引き止める方法を考えておくだけで、内定辞退を回避できる可能性があります。

内定辞退の連絡にうまく対処できるように、誰が連絡を受けても同じ対応ができるように準備しておくことが大切です。企業側にできる引き止め方法を例文とともにご紹介します。

メールで内定辞退を伝えられた場合

対応例(メール返信例文)

件名:内定辞退のご連絡について

本文:○○様

株式会社●●、人事部の△△と申します。
この度は弊社の求人にご応募いただきありがとうございました。

内定通知へのお返事を確認いたしました。もしよろしければ内定辞退を決められた理由などを詳しくお伺いできますと幸いです。

○○様のご希望をお伺いしたうえで、弊社としても可能な限りの対応をさせていただきたいと考えております。

ご検討の余地がございましたら、改めて対面もしくはお電話にて面談の機会を設けたいと存じます。○○様のご都合のよいお時間をお知らせ頂けますと幸いです。

○○様にはぜひ弊社で働いていただきたいと願っております。

お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。

解説

内定者からメールで内定辞退の連絡があった場合、引き止める返信を送って内定者の反応を見ましょう。

内定者が辞退を考えた理由がわかれば、譲歩できる策を用意できるかもしれません。このとき、直接面談して話すのがベストですが、抵抗感を持つ人がいることも考えて、電話で話すのが可能であることも提案してみましょう。

電話で内定辞退を伝えられた場合

対応例(電話対応例文)

内定者:「○○と申します。御社に内定をいただいていたのですが、辞退させていただきたいと思います。」

担当者 : 「差し支えなければ、理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

内定者 : 「家族の反対にあってしまいまして…。」

担当者 : 「そうでしたか。理由を聞かせていただき、ありがとうございます。後日、改めてご連絡させていただきます。ご丁寧にご連絡いただきありがとうございました。」

解説

電話で内定辞退があった場合の対処方法としては、理由を聞いて一度保留し、後日連絡するのが良いでしょう。

電話を受けた際に注意すべき点は、内定辞退をその場で了承しないことです。必ず、対策を考えてから折り返しの連絡をするように、人事担当者間で共有しておきましょう。ちなみに、過度に待たせるようなことはせず、2、3日中に折り返すのが必須です。

上司とよく相談し、内定辞退の理由によっては直接会って相談する機会を作れないか提案してみましょう。機会を作れたならば、一緒に働きたいという熱意をもって話すことが大切です。

介護職ならではの内定辞退を防止しよう

内定辞退を防止するためには、内定者とのコニュニケーションが大切です。特に介護職では、採用後のイメージを明確にもってもらうことが入社につながるので、良好なコミュニケーションを維持することが内定辞退の防止にも効果的だといえるでしょう。

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