なぜ落ちた?介護職の面接で落ちてしまう原因と受かるためのポイント

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なぜ落ちた?介護職の面接で落ちてしまう原因と受かるためのポイント

介護業界は人材不足が深刻な業界として有名です。
そのため、一部には「応募したら必ず採用されるだろう」といった甘い考えを持った方もいるでしょう。
しかし、介護職は人(高齢者)と接する仕事、命を預かる責任のある仕事なので、「人手がないから誰でもいい」とはなりません。

身だしなみやビジネスマナーに問題があったり、志望動機があいまいだったりすると採用されるのは難しくなります。

本記事では介護職の面接で落ちてしまう原因と、受かるためのポイントについて解説していきます。


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介護職の面接で落ちてしまう原因

身だしなみが整っていない

面接でもっとも重要といっても過言ではないのが身だしなみです。いくらキャリアや人柄に自信があったとしても、第一印象が悪ければアピールが成功する確率は大きく下がります。

利用者さんとの距離が近いアットホームな職場であっても、スウェット、ジーンズ、半ズボンなどのラフ過ぎる服装は避けるようにしましょう。髪型に関しても十分に気を配る必要があります。ボサボサだったり、目にかかったりするほど長い髪は見た目がよくありません。女性は派手なメイクやネイルは控え、できるだけナチュラルで清潔感が外見を意識しましょう。

面接に臨む服装で無難なのはスーツです。スーツをきっちりと着ておけば、相手に悪印象を与えることは少ないでしょう。もしスーツを持っていないのであれば、ワイシャツ、ブラウス、ジャケットなどでもかまいません。相手からみて失礼のない服装を心がけることが大切です。面接の服装についてより詳しい情報が知りたければ、下記ページを参照してみてください。

ビジネスマナーがなっていない

介護職は利用者の方やそのご家族と接するサービス業でもあります。介護の仕事の適正を判断する基準のひとつとしてビジネスマナーが問われます。「とりあえず」、「一応」、「~とか」といった、あいまいな言葉遣いが癖になっている人は注意が必要です。ら抜き言葉を頻繁に使ったり、あいづちで「うんうん」といったような反応をしたりするのも失礼にあたります。

言葉づかいは気を遣っていても、普段の振る舞いがついつい出てしまうものです。すぐに直すのは難しいので、普段の生活から言葉を選び、意識的に修正していくようにしましょう。早口だと言葉遣いの修正は難しいため、ゆっくりと余裕を持って話すようにするのがポイントです。

会話のキャッチボールができない

面接官から質問された内容には端的に答えるようにしましょう。長々とした返答をしてしまうと、話の意図がずれやすくなります。面接でアピールしたい思いが強すぎると会話が一方通行になりがちです。面接官の話をさえぎってしまったり、聞かれた内容とは異なる自己PRをしてしまったりすると、コミュニケーション能力に疑いを持たれてしまうでしょう。面接官との認識を合わせるテクニックとして質問内容の復唱があります。相手のいったことをあえて復唱することで、自分の考えを整理できるだけでなく、会話のキャッチボールが成立しやすくなるでしょう。

志望動機が弱い

履歴書には必ずといってよいほど、志望動機を記載する欄があります。面接でも志望動機については質問されると考えて間違いないでしょう。志望動機では介護職を志した理由や、なぜその施設に応募したのかを明確に伝えることが求められます。応募した介護施設の運営方針や規定などには目を通し、他の施設ではなくこの施設に入りたい気持ちを具体的にアピールしてみてください。その際、自分の経験や価値観も交えながら話ができると、介護職に対する熱意が伝わりやすくなるでしょう。

志望動機がネガティブ

志望動機を考えるとき、方向性はできるだけポジティブな内容にするのが望ましいです。前職に対する悪口や不満を面接で話すのは極力避けなくてはなりません。前職でつらい経験をした人も多いかもしれませんが、それを面接の場で洗いざらい話すのはお門違いと心得てください。ネガティブな志望動機だと、「長続きしないのではないか」「すぐに辞めてしまうのではないか」といった不安を面接官に与えてしまい、印象が悪くなります。スキルアップや資格取得を目指すなど、志望動機は前向きなものをいくつか用意しておきましょう。

やる気を示すために「頑張ります!」というのはかまいませんが、それだけを連呼しても興味を持ってはもらえません。具体的にどのような働き方をしたいのか、将来的にはどうなりたいのか、どのような形で貢献できるのかというビジョンを示すと説得力のある志望動機になります。

下調べを怠っている

面接は事前準備が必須です。応募先の給料や待遇だけをチェックした状態で、面接に臨むと失敗しやすくなります。失敗しやすいだけでなく、相手に対して失礼な行為ともいえるでしょう。面接官はある程度、自社のことを理解している前提で話をしてきます。そこで的外れな返答をしてしまうと勉強不足と思われますので、仕事に対するやる気を疑われかねません。その施設の特色や、重視しているポイントをあらかじめ理解しておくことが重要です。
理解できていない状態では志望動機もあいまいで、自分のスキルをどのように活かせるのかもアピールしにくくなるでしょう。

求人情報を隅々まで確認し、企業ホームページを一通りチェックするぐらいは、最低限の下調べとして行ってください。

逆質問をしない

面接は終盤になると「何か質問はありますか?」と聞かれるのが一般的です。その際、「特にありません」と答えてしまうと採用の確率が下がる恐れがあります。何も質問をしないということは、「自社に興味を持っていない」「就職できればどこでも良いのか?」といった印象を持たれるケースが多いです。自分が就職するかもしれない企業なのですから、本来であればいろいろと聞いてみたいことがあるはず。それが何もないとなると、採用側が「あまり興味がないのか」と感じるのも無理はないでしょう。

質問は面接の場で臨機応変に考えてもよいですが、事前に用意しておくほうが安心です。最低でも3つ以上は質問を用意しておきましょう。企業の下調べをした際に疑問に思った点を質問してもよいですし、自分のやりたい仕事について聞いてみてもよいです。質問の内容はここで働きたいという意思と積極性をアピールできる内容にしてください。休日や給料などに関する質問ばかりでは好印象には下手をすると待遇のみを気にして仕事を探していると思われるリスクもあります。

介護業界に受かるために求める人材像を理解しよう

介護業界では経験やスキルがある人が歓迎されます。しかし、とにかく人が足りていないので、真面目でやる気のある人であれば年齢や経験を問わず活躍できるのが特徴です。たとえ、未経験からのスタートだったとしても、キャリアアップのための資格を取得するのは決して不可能ではありません。介護業界に向いている人材かどうかを判断するポイントのひとつとして、高齢者との関わりが苦にならないかということがあります。介護業界の仕事は高齢者のお世話が中心です。福祉の心や高齢者に対する尊敬の念を持っているのは当然として、高齢者との関わりを楽しめる資質も求められるでしょう。

仕事に対していつも前向き、コミュニケーション能力に優れる、思いやりがある人であれば、介護職に適しているといえます。他人のために頑張ることにやりがいを感じるのであれば、ぴったりの仕事でしょう。

仕事内容は厳しい面もありますので、気持ちの切り替えや忍耐力も必要になります。また、介護の現場ではちょっとしたミスが大事に発展するケースが珍しくないため、判断力や観察力も身につけなくてはなりません。

介護業界の面接では当たり前のことを大切に!

介護業界の面接で失敗する理由、受かるためのポイントについて理解できたでしょうか。介護業界は人手不足のため、やる気があればチャレンジしやすい業界であり、特別なスキルがあまり問われません。ただし、スキルがあまり求められないからこそ、マナーや言葉遣いなど、人間性が大事になるのです。面接では基本的な内容をおろそかにせず、熱意をもって臨むようにしましょう。

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