これから介護ソフトを導入しよう、もしくは既存の介護ソフトを別のものに切り替えようと検討しているが、ソフトの種類が多く、一体どれを選べばいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、介護ソフトの選び方のポイントを5つ、そしておすすめソフト10製品をご紹介しています。さまざまな業務に使える介護ソフト10製品を厳選していますので、ぜひ参考にしてください。
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介護ソフトとは?
介護ソフトとは、介護施設において発生する業務を効率化し、介護業務全般に対する職員の負担を削減できるソフトウェアのことをいいます。
たとえば、毎月時間がとられる介護保険請求業務の手間が大きく省けたり、介護業務に必要な情報管理や医療行為を簡単に記録・共有できたり、職員のスケジュール管理やシフト作成を行うことができたりなど、一言で介護ソフトと言ってもその種類は多岐にわたります。これら業務の効率化や情報共有を促進することで、介護の質の向上につながると同時に、法律に基づく書類の作成や保管など、正確で適切な業務や運営にも役立ちます。
【厳選】介護ソフトのおすすめ10製品(比較表付き)
介護ソフトは、大きく3つのタイプに分類されます。1つ目は事務処理や職員の作業を効率化する「事務作業中心タイプ」、2つ目は勤怠管理や給与計算、シフト作成を効率化する「職員管理中心タイプ」、最後は上記の2つともカバーできる「あらゆる業務に対応できるタイプ」です。
ここでは、おすすめの介護ソフトをご紹介します。
タイプ | No | ソフト名 | 対応機能 | 費用 | 導入形態 | サポート |
---|---|---|---|---|---|---|
あらゆる業務に対応 | 1 | カイポケ | 介護請求 介護記録 ケアプラン作成 伝送請求 給与計算 出退勤 勤務シフト |
費用:高め 契約形態:月額 無料お試し:2ヶ月 |
クラウド型 | あり |
2 | ワイズマンシステムSP | 介護請求 介護記録 ケアプラン作成 勤務シフト |
費用:高め 契約形態:5年使用権 無料お試し:無料デモ実演 |
クラウド型 | あり | |
3 | カナミック | 介護請求 介護記録 ケアプラン作成 伝送請求 給与計算 出退勤 |
費用:高め 契約形態:月額 無料お試し:要問合せ |
クラウド型 | あり | |
4 | ほのぼのNEXT | 介護請求 介護記録 ケアプラン作成 勤務シフト |
費用:高め 契約形態:5年使用権 無料お試し:無料デモ実演 |
パッケージ型 クラウド型 |
あり | |
5 | 介舟ファミリー | 介護請求 介護記録 ケアプラン作成 伝送請求 給与計算 出退勤 |
費用:高め 契約形態:月額 無料お試し:1ヶ月 |
クラウド型 | あり | |
職員スタッフ管理中心 | 6 | CWS for Care | 勤務シフト | 費用:1人500円/月 契約形態:月額 無料お試し:無料デモ1時間 |
クラウド型 | あり |
7 | Shiftmation | 勤務シフト | 費用:要問合せ 契約形態:月額 |
クラウド型 | あり | |
事務作業中心 | 8 | Blue Ocean | 介護記録 | 費用:要問合せ 契約形態:月額 無料お試し:要問合せ |
クラウド型 | あり |
9 | ケアズ・コネクト | 出退勤 勤務シフト |
費用:要問合せ 契約形態:月額 無料お試し:30日無料体験 |
クラウド型 | あり | |
10 | けあ蔵 | 伝送請求 | 費用:月額1100円~ 契約形態:月額 無料お試し:要問合せ |
クラウド型 | あり |
あらゆる業務に対応
カイポケ
カイポケは、介護経営の支援にも手厚い総合サービスです。記録や請求以外にも経営管理や勤怠管理、給与計算など幅広い機能があるため、あらゆる業務の効率化が期待できます。また、介護ソフトの切り替えから請求作業まで、不安な作業は専属のサポート担当が付くので事務作業に不慣れでも安心できます。
サポートを受けながら業務の効率化を改善したい事業所におすすめです。カイポケには無料体験機関があり、サポート付きで最大36ヶ月使用無料なので、まずはお試しを検討してみると良いでしょう。
ワイズマンシステムSP
ワイズマンシステムSPは、医療・介護・福祉に関わる業務をカバーしてくれる介護現場のトータルサポートサービスです。介護現場ではタブレットを活用したケアの記録などに対応しており、情報の入力や共有がしやすいです。
インターネット環境があればどこでもシステム利用が可能であり、セキュリティも万全なため、事業所が多くても安全に使用できます。介護保険業務における介護システムの導入実績は、全国トップクラスを誇ります。ICTによる業務効率化や情報管理を考えている事業所には特におすすめです。
カナミック
カナミックは、報酬改定などに手厚いクラウド型サービスです。近年、厚生労働省で運用され始めた科学的介護情報システム(LIFE)に対応しており、LIFEの導入により算定できる加算も算定可能です。幅広い業務の効率化はもちろん、LIFEの導入など最新の改定に対応したシステムを使用できます。
また、クラウドサービスが充実しており、場所を選ばずシステム利用が可能です。今後の課題となっている地域包括ケアシステムの実現を検討している事業所に最適です。
ほのぼのNEXT
ほのぼのNEXTは、タブレットやスマートフォンなどさまざまなデバイスと連携し、介護現場において記録のICT化を支援するサービスです。通所・入居のどちらにも対応しており、普段の血圧測定を直接入力する機能や、音声入力など、業務の効率化のサポートがたくさんあります。
また、システムのセキュリティ対策が万全であり、ネットワークに強い管理者がいなくても安心して運用できるのが特徴です。離れた事業所のデータも一括管理できるので、事業所が複数あり、システムの管理が不安な事業所におすすめです。
介舟ファミリー
介舟ファミリーの特徴は、操作がシンプルで分かりやすく、パソコン操作が不慣れな方でも対応できるように手厚いサポートをしてもらえることです。初めての作業や請求業務は、電話や訪問でサポートしてもらえるので心配いりません。
また、別の介護記録ソフトとの連携も可能で、作業の効率化を図ることが可能です。タブレットやスマートフォンでの記録ができ、情報共有が簡単にできます。パソコンの操作が苦手で、とにかくサポートしてほしい方に特におすすめです。
職員管理中心
CWS for Care
CWS for Careは、介護事業者専門のシフト管理サービスです。他のシフト作成ソフトでは対応できない、介護業界ならではの、配置基準や加算チェック、複数職種の兼務を考慮したシフト作成に対応しており、今まで複雑で大変だったシフト作成や調整、管理が一気に楽になります。
また、シフトを作成した後は、勤務実績を登録するだけ、運営指導(実地指導)に対応した勤務形態一覧表が自動で出力できます。シフト表や勤務形態一覧表の作成に時間を取られて悩んでいる事業所は、デモでサービスを体験してみるなど、導入を検討してみることをおすすめします。
Shiftmation
Shiftmationは、人工知能がなんと5秒でシフトを自動作成してくれる、勤務シフト作成システムです。夜勤などの複雑なシフトも問題なく作成可能です。希望のシフトはスマホで簡単に送信でき、シフト確定後は各職員のスマホに連絡がいくため間違える心配がありません。
シフトだけでなく、休憩時間なども自動で割り当てることができるので、今までシフトの作成や調整に費やしていた時間の大幅カットが見込めるでしょう。シフト作成をとにかく楽に、短時間で行いたい事業所におすすめです。
事務作業中心
Blue Ocean
Blue Oceanは、介護、障害者支援、保育事業所などの記録管理業務に特化したシステムです。クラウド一元管理のため、情報の共有が瞬時にできます。さらに、画像をはじめとするたくさんのデータの管理が可能です。
Windows OS対応のパソコンやタブレットで使える専用アプリ、またはios版のアプリがあり、どれも操作方法が同じのため、混乱することなく使用できます。フリック入力など、普段スマートフォンを使用するような手軽さで日誌やケアプランの作成などを簡単に記録したい事業所に向いています。
ケアズ・コネクト
ケアズ・コネクトは介護特化のICTです。勤怠管理やシフト表作成などの基本的な業務が行えることはもちろん、シンプルな操作感に加えて、チームを強化するサービスがたくさんあります。たとえば、職員同士がお互いの顔を覚え、気軽にコミュニケーションを取れるなどの機能がたくさん入っています。
また、職員のスキルや勤務年数などが一目で確認できるため、人材管理の見える化が実現できます。勤怠管理だけでなく、職場の人間関係をもっと円滑にしていきたい事業所には非常におすすめのサービスです。
けあ蔵
けあ蔵は、専用のサーバーを経由し、介護報酬の請求データを国保連合会に請求する伝送代行サービスです。けあ蔵では、他のどの介護請求ソフトで作成されたデータであっても国保連合会に伝送処理できます。
初期費用と初期設定ともに不要であり、月額料金も安いため導入しやすく、インターネットが利用できる環境であればどこでも利用可能です。特に請求業務の時間を短縮したい事業所や、毎月の返戻が多く困っている事業所におすすめのサービスです。
介護ソフトを選ぶときの5つのポイント
いざ介護ソフトを選ぶとなった場合、何を基準に選べばよいでしょうか。介護ソフトによってサービスやサポートの内容が異なるため、効率化したい業務内容など、基準となる5つのポイントをまとめました。
介護の種類や規模に合ったものを選ぶ
一口に介護と言っても、サービスの種類や施設の規模はさまざまなため、必要な機能や使いやすさは施設ごとに異なります。そのため、自分たちのサービス内容や施設規模に合った介護ソフトを選ぶことが大切です。
また、複数の施設がある場合などは、複数の施設のデータを一括管理できるソフトを選ぶと楽に管理できるでしょう。その点クラウド型は場所を選ばずに利用できるため、複数事業所で利用できることはもちろん、タブレットなどを使えば出先でも使用できるためおすすめです。
操作のしやすさや使い勝手の良さを確認する
介護ソフトは、日々の業務の補助として導入し使用するものであるため、操作感の確認は重要です。
どんな機能があるか、パソコン操作が苦手な方でも問題なく操作できるか、自分たちの業務効率を改善するのに必要な機能は揃っているか、などを事前に確認しておけば無駄なくスムーズに介護ソフトを導入することができます。
このような部分をデモや無料体験版で確認できる介護ソフトもありますので、検討時には積極的に活用しましょう。
セキュリティ面を確認する
介護ソフトは、インターネット経由でどこからでもログインできるクラウド型が多いですが、出先やタブレットなどからもログインが可能で便利な分、個人情報漏洩や不正アクセスなどには注意が必要です。
使用する介護ソフトにはどのようなセキュリティ対策がされているか、万全かどうかをきちんと確認したうえで導入するようにすることが大切です。
カスタマーサポートが充実しているか確認する
介護ソフトは業務効率化のために導入するものです。最大限活用し、かつ職員の負担にならないようにするためにも導入前にカスタマーサポートが充実しているかどうかを確認しましょう。また、介護ソフト上では業務情報や個人情報を多数扱うため、急な不具合や問題が発生した場合には素早い対処が必要です。
トラブル発生の際に適切に対処するためにも、必要な確認事項でしょう。
コストを考慮する
介護ソフトのコストは、種類や機能によって異なります。自社の予算に合うかどうかも重要ですが、金額だけで選んでしまうと、たとえばカスタマーサポートが無いなど、トラブルが起こった時に対処に困ることも考えられるため慎重に検討することが大切です。
少し金額が高いけれども多機能なものや、機能がシンプルだからこそ使い勝手がよくコストが抑えられているソフトなど、それぞれの現場に合ったソフトを導入することでより仕事の効率化につながるため、総合的に見て判断するのが望ましいでしょう。
まとめ
労働時間増加の一因となっている記録業務や介護保険請求、スケジュール・シフト管理といった業務は、介護ソフトの導入によって大幅に効率化することができます。これまで管理業務にかかっていた時間を削減することで、職員も介護業務に集中できるようになり、利用者の満足度向上にもつながるでしょう。
介護ソフトは人手不足に悩む事業所ほど、効果が期待できます。効率化したい業務がある場合は、介護ソフトを検討してみることをおすすめします。
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・介護報酬改定への対応に毎回苦労している