コロナ禍のあきない(商い)と介護事業

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コロナ禍のあきない(商い)と介護事業

コロナ禍で緊急事態宣言も重なっていますが、お客様とご相談し、東北地方の施設訪問もしています。

先日、顧問先の施設より、下記のご報告を頂きました。

「昨日、コロナ予防接種無事に終了しました。

地域の高齢者施設で早い方でしたので、行政の見学者が多数お越しになりました。

保健所、市役所の方から、接種問診票緊急時等の書類準備、接種の順番、施設内会場の設置など大変スムーズに終わり、参考にしたいと話されて、褒められました。

副施設長、看護師が準備に追われながら緊張し、行いましたが、「やっとホッとしています。」 との内容でしたが、高齢者施設のコロナワクチンの予防接種も、職員の連携での対応が必要です。


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コロナ渦における介護施設の入所状況

2021年5月31日読売新聞には、下記内容が掲載されていました。

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政令市や県庁所在地など主要74自治体の約8割にあたる61市区で、介護施設の入所者の枠(定員)を増やす整備計画(2018~20年度)を達成できなかったことが、読売新聞の調査でわかった。このうち18市区では、定員増が計画の半分以下の水準にとどまっていた。介護事業者や人材の不足、新型コロナウイルスの影響などが逆風となった。

 調査は政令市と県庁所在地、東京23区に対し、アンケート形式で実施した。特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの介護施設について、各自治体の介護保険事業計画(18~20年度)に対し、どれだけ定員を増やせたかを尋ねた。

 回答を集計したところ、74市区は3年間で計約3万9900人分の定員を増やす計画だった。これに対し、実際の定員増は計約2万9500人分で、約1万400人分が不足していた。

 計画を達成できなかった自治体は82%。計画の半分以下の定員増にとどまった18市区(24%)のうち、8市区を首都圏の自治体が占めた。

 整備が進まない理由(複数回答)では、56%(42市区)が「運営事業者が集まらない」を選択した。次いで「施設を建てる土地が足りない」が43%(32市区)、「介護職員の不足」が32%(24市区)だった。「開設が遅れた」など、コロナ禍を理由に挙げたのは14市区(18%)にのぼった。

◆介護保険事業計画=介護保険法に基づき、市区町村が3年に1度策定する。地域の高齢化率や、特別養護老人ホームに入れない要介護者の人数などを考慮し、整備する介護施設や定員の数のほか、65歳以上が支払う介護保険料などを決める。

出典:https://www.yomiuri.co.jp/national/20210530-OYT1T50110/

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読売新聞にも掲載されていた内容で、「施設は建てたいけど、人材が集まらない」「施設は建てたけど、人材が集まらずに、ユニットが開けられない」というお話はよく聞かれます。

仙台には、“幸運を呼ぶ 福の神・仙台四郎さん”の言い伝えがあり、仙台四郎さんは、江戸末期仙台に生まれた実在の人物ですが、「明治時代、商売繁盛の福の神として商人に大切にされていた仙台生まれの人で何時もニコニコと四郎様が立ち寄る店は必ず大入り満員、商売繁盛・・・」と言われています。

私は父の仕事の転勤で、小学校6年生の9月から高校卒業までを仙台で過ごしたので、実家の家族が集うリビングルームには、父が仙台赴任時に頂いた仙台四朗さんの置物が置かれています。 母が毎日お茶を入れ、頭をなでて、我が家に幸福を呼んでもらう大切な存在となっています。

あきない

以前、仙台四郎さんのお話を営業トークの中でお話しをさせて頂いたケアマネジャー様から

「私もお客さんが仙台にいて、毎月仙台に行ってるのでどうぞ・・・」と、『仙台四郎さんのあきない手拭』をお土産で頂きました。

『仙台四郎さんのあきない手拭』には、『あきない』という詩が書かれていますが、皆さんの施設や事業所の『あきないの心』にも通じる、良い言葉が沢山書かれていますので、ご紹介します。

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★あきない★

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商売はあきないという

それはおもしろくてしかたないから

あきないなのだ

いつもおもしろいから

笑顔がたえないから「笑売」となる

「いらっしゃいませ」

「ありがとうございます」

いつも活発だから「勝売」となる

あきない商売をおもしろくないと思っているとすぐあきる

いつも不平不満や

愚痴が出て心が次第に傷ついて「傷売」となってしまう

こんなお店にはそのうち誰もよりつかなくなり

「消売」となって消えてしまう

「笑売」をしているのか

「傷売」をしているのか

「勝売」をしているのか あきない商売をしているのか  

私がよく買い物に立ち寄るお店には、いつも元気に「いらっしゃいませ」とお声をかけて下さる店員さんがいます。

最近お店に行っても、この店員さんを見かけないので「辞められたのかな?」と、なんとなくさみしく感じていたら、先日お店で久しぶりに元気なお声を聞く事が出来ました。

しばらくお見かけしなかった理由は、「ぶっ通しで働いて、倒れてしまいました」との事で、疲れを見せずに笑顔で対応され、福祉専門職として長年介護事業の営業&運営サポート業務もさせて頂いている私には、この店員さんの『お客様を元気にする営業姿勢』がいつも勉強になります。

次の日の仕事の帰りにお店に行くと「連日のご来店有難うございます」といつもの様に元気にお声をかけて頂きましたが、『仙台四郎さんのあきない』の詩には、「笑売」をしているのか「傷売」をしているのか「勝売」をしているのかと書いてありましたが、いつもお店で元気にお声をかけて下さる店員さんは、「笑売」「勝売」=「あきない」をされておられるのだと思いました。

皆さんはおもしろくてしかたない「あきない」をされておられますか?

皆さんの「あきない」は笑顔がたえない「笑売」となっておられますか?

皆さんは「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」のいつも活発な「勝売」をされておられますか? 賞与時期になり、顧問先の訪問日には現場スタッフに面談をしていますが、働く現場スタッフが笑顔でないとお客様やご家族へと笑顔が広がりません。

仕事のやる気を阻害する10の要因と対策

ここで『仕事のやる気を阻害する10の要因と対策』もご紹介しますので、スタッフのモチベーションアップのご参考にして下さい。

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★仕事のやる気を阻害する10の要因と対策★

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【知識・技術】仕事をこなせる能力が欠けている

対策:自分への投資を惜しまず、新しい知識や技術を身につける

【人間関係】周囲とのコミュニケーションが希薄

対策:声や表情を意識し、周囲に良い印象を与える

【評価・承認】周囲が自分の存在や価値を認めない

対策:小さな仕事も大切にし、任せてくれた人に成果を報告する

【コントロール】仕事の進め方などを他者が主導している

対策:かつての仕事の成功体験をリストアップする

【自己表現】個性を発揮できない

対策:どんなに小さなことでもよいから、他者に負けない専門分野を持つ

【価値】なんのための仕事か、その価値をみいだせない

対策:自分の仕事が人や社会にどう役立っているか思い起こす

【適職】今の仕事が好きでない

対策:周りの人が喜んでくれる仕事をする

【他者期待】幸福感が共有できる人がいない

対策:家族や友人に仕事のことを話してみる

【情動】仕事に対する刺激が感じられない

対策:リスクのある仕事に挑戦する

【成長】向上している実感が持てない

対策:少し上の目標を立てる

いつも不平不満や愚痴が出て心が次第に傷ついて「傷売」となってしまうこんなお店には、そのうち誰もよりつかなくなり「消売」となって消えてしまいます。

「消売」にならない様に、「笑売」「勝売」=「あきない」の『いつもお客様をお迎えできる・いつもスタッフの応募に対応できる明るい雰囲気』は、日頃の管理職からの“個々の職員のモチベーションアップの声がけ”により、良いも悪いも変化します。

コロナの感染防止で、施設・事業所へのご内覧の際も気配りしなければならない状況ではありますが、ご内覧の際には是非、「コロナ禍の中でようこそ私共の施設・事業所においで頂きました。職員一同お待ち致しておりました。」と笑顔でご対応し、常に「笑売」「勝売」を心がけて下さい。

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