介護転職の失敗から学ぶ転職成功のための3つのポイント(事例付き)

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介護転職の失敗から学ぶ転職成功のための3つのポイント(事例付き)

「介護の仕事は好きだけど、今の職場には不満がたまって限界寸前!もっと良い施設や事業所があれば転職したい!」と考えながらも、「失敗したらどうしよう」という不安からなかなか一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか?

超売り手市場の介護業界。求人案件を見つけることは難しくありません。しかし、介護職の転職で一番重要なのは、自分に合った「気持ちよく、長く働ける職場」を見つけることです。そのためには安易に決断をしてしまわず、きちんと考えることが重要になってきます。

本記事では、「転職に失敗したかも」「転職しなきゃ良かった……」などと後悔の残る転職にならないために知っておきたい、介護転職のよくある失敗理由と成功させるために気を付けるべき3つのポイントと細心のおすすめ介護職求人をご紹介します。


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転職でよくある4つの失敗理由(失敗談・事例付き)

失敗理由1「安易に転職先を決めてしまった」

現在の職場に対する不満がたまりすぎて「とにかく転職したい!」という気持ちが先走り、失敗するケースがあります。

介護業界は超売り手市場で求人数も多く、それほど苦労せずに介護職員として転職することが可能です。しかし、よく調べずにイメージだけで選んでしまったり、事業所やサービスの良い点や悪い点について熟考できていなかったりしたせいで、転職に失敗することがあります。

たとえば「特養は介護度が高く大変そう」というイメージが先行して、候補から外してしまう方がいます。しかし、実際は「扶養家族がいたり持ち家だったりした場合、福利厚生が手厚い」事業所もあり、人によっては「大変さ」を補う魅力ある職場となる可能性もあります。また、現場の介護職員をやる以外にも、生活支援相談員といった働き方もあります。もっと自分に適した働き方があったにもかかわらず、安易に転職してしまうことでチャンスを掴み損ねる方も少なくありません。

失敗理由2「勤務のエリアや給与面など1つの条件にこだわりすぎて他を考えなかった」

例えば勤務地。通いやすく、よく知っている地域で仕事をしたいという方もいれば、前職の方と会いたくないので少し距離を持って働きたいという方もいます。いずれにせよ、勤務エリアばかりにこだわって失敗することがあります。一つの条件にこだわると、他の条件の検討がおろそかになりがちです。限定的な条件のなかで転職活動をするとどうしても視野が狭くなり、選べる選択肢も限られてきます。そのため、転職失敗となり後悔することがあります。

また、給与面を優先するあまり、失敗した例もあります。転職してみると想像を絶する激務だった、自身の持つ能力以上(たとえば介護スキル以外のマネジメントや経営に関する能力など)を求められた、といった理由で「転職に失敗した」と感じる方も少なくありません。

失敗理由3 「 比較せずに、最初の1社で決めてしまった」

前述のように1つの条件にこだわりすぎて失敗をしてしまったのは、複数の事業所を比較検討しなかったことも一つの要因です。1社ずつ応募して選考を進める場合、他の事業所との比較が難しくなるため、結果的に転職後の後悔につながってしまうケースがあります。

失敗理由4 「職場から就職前に聞いていた話と違う」

転職していざ働きはじめると、転職前に聞いていた話と違っていて失敗したということもあります。よく耳にするのは下記の3つです。

  • 雇用条件が違う

    「聞いていた業務内容と異なる」「残業が多いなど」など、事前に聞いていた業務内容や年収、労働時間と違う。多少の違いならまだしも本来あってはならない点ではありますが、まだまだそのような事業所もあるのが実態です。労働条件通知書をちゃんと確認しなかったため、気づけなかったという方もいます。

  • 教育制度が整っていない

    「入社後は研修があります」といった説明を受けていたにもかかわらず、慢性的な人手不足等で新人に教える余裕がない、制度はあるが活用できておらず、右も左も分からないまま現場に放り投げられる。
    経験者であっても、その施設ごとのやり方やルールなどを教えてもらえないまま業務にあたらなければいけないということもあります。

  • 人間関係に問題がある
    人間関係は良好と聞いていたが、実際はグループなどができていて、グループ間の揉めごとに巻き込まれたりすることもあります。管理者が変わるなど、人間関係はいつも同じではないため判断が難しいところです。ただあまりにもひどいところを選んでしまえば、自身が標的にされてしまうなどのリスクもあります。

介護転職成功のポイント1 「転職の軸を決める」

転職について考えるときに、何を重視しているかをしっかりと整理し自分を知ることができれば、譲れないポイントや転職の軸となるものが見えてきます。そのためにしておきたいのが「キャリアの棚卸」と「自己分析」です。

キャリアの棚卸

キャリアの棚卸とは、自分の価値や強み(弱み)を知ってアピールポイントを探ることです。

これまでに行ってきた仕事について思い起こして整理をしながら、たずさわった職務経験すべてを書き出してみましょう。そうすることで自身の強みを発見し、キャリアプランを考える手助けになります。また、このキャリアの棚卸を行うことで、抜け漏れのない職務経歴書も作成できるでしょう。

逆にキャリアの棚卸をしっかり行っていないと、自分のキャリアでは難しいような求人条件でずっと探し続けてしまい本来よい案件を見逃してしまうこともあります。また仮にキャリア以上の条件で入職できた場合には、業務の難しさで疲弊してしまう可能性もあります。

自己分析

キャリアの棚卸で見えてきた、あなたの強みや傾向もあわせて、自己分析してみましょう。自分の長所と短所(強み・弱み)、仕事に対する価値観明確にできれば、自身に合った介護事業所を探すことができます。

「なぜ自分は転職したいのか?」「どんな事業所で働きたいのか?」「将来どんな自分になりたいのか?」自分を見つめなおすことで、目指す方向がより具体的になり、納得のできる職場や仕事を選ぶことができるでしょう。

自己分析をするうえでのポイントを下記にまとめてみました。

長所と短所を知る

自己分析をするうえで基礎となる部分です。自分の性格を振り返ることから始めましょう。なかなか自分の長所といわれると、自信をもって答えるのに気が引ける方が特に介護職には多くいると思います。とはいえ、自分をしっかり理解して伝えることは重要です。「優れたところ」という視点をあまり意識しすぎず、「自分の特徴といえるところ」を洗い出してみてください。事例と合わせて検討できれば、なお良いです

またネガティブにとらえがちな性格も、視点を変えれば長所になりえます。たとえば「何に対しても飽きっぽい性格」は、裏を返せば「何にでも興味を示す好奇心旺盛な性格」ととることができるのでアピールポイントになります。

長所だけでなく自身の短所を知ることも大切です。短所を把握することで自分の向き不向きを知ることができ、職場選びに役立ちます。

自分はどんな介護職員かを知る

介護の仕事をするなかで大切にしていることや、どのような価値観、介護観を持っているのか考えてみましょう。加えて、自分の視点のみではなく「他者視点」も大切です。客観的に同僚や利用者さんからどのように見られているのかという点を知っておきましょう。自身を客観視するには、身近な人に意見をもらうことも有用です。主観、客観の両方からあなたという介護職員を見つめてみましょう。

得意な仕事と苦手な仕事を知る

得意な仕事は成功経験から、苦手な仕事は失敗経験から知ることができます。ここで大切なのは、得意なことを伸ばしていきたいのか、苦手なことであっても、自分の目指すキャリアプランにとって必要なことだから克服したいのかという点です。得意を伸ばす場合であっても、苦手を克服したい場合であっても、具体的にどのような業務によって実現できるかというところまで導き出しましょう。

3年後、5年後の自分はどうなっていたいか

自己分析をすることで「今後はこのような介護をしたい」「3年後、5年後にはこのようになっていたい」と考えることでしょう。突拍子もない将来像ではなく、自己分析に基づいて自分はどうなっていたいのかを知ることが大切です。例えば「5年後にはこういうポジションで年収●●万円以上欲しい」という目標があるのなら、そのために選ぶのは直近の給与の高さよりもキャリアアップが確実にできる事業所かもしれません。

また自己分析を通して自分のことを理解していれば、面接で正しく自身をアピールすることができます。それは面接官にあなたが職場で働いているイメージを描かせ、自分を客観視できている人という良い印象を与えることになります。

介護転職成功のポイント2 「しっかり情報収集し、比較検討する」

自分にとって転職の軸に合った職場を見つけるためには、情報収集と比較検討が大切です。

情報収集

提供する介護サービスの内容、利用者さんや職員の数などは自身の働き方に影響します。その他にも利用者さんからの評判や常に求人募集をしていないかなど、さまざまな角度から情報を収集しましょう。
事業所のWEBサイトや求人情報だけではなく、SNSや口コミサイトをチェックしたり、身近な人から話を聞いたりして、施設や事業所の良い面だけではなく悪い面があればそこも理解しておくことが重要です。

比較検討

採用されることが比較的容易なので、事業所の違いを比較検討することがおろそかになってしまいますが、本当に自分に合った職場を見つけるためには非常に重要なポイントです。特に下記項目についてはしっかり比較検討をしましょう。

  • 給料、手当
    「給料の額が明確」「諸手当(資格手当や移動手当)の内容」
    「介護加算報酬、処遇改善金をもらえるのか」「サービス残業の有無」
  • 待遇(給与以外)
    「福利厚生」「年次休暇の日数」「具体的な勤務体制」「残業があるのなら具体的にどの程度か」
  • 人材育成
    「研修などへの参加に積極的かどうか」「職員のスキルアップへのサポート」「新人職員の受け入れ体制が整っているのか」
  • 働きやすさ
    「チームや部署の職員構成・人数は適正か」「夜勤体制の詳細」「職員の表情など職場の雰囲気は明るく元気であるか」

介護転職成功のポイント3「求人票では分からないことは直接確認する」

転職に失敗しないためには、施設見学をするなどして事業所の実態をきちんと確認することが大切です。求人票による求人情報だけでは見えない部分があります。どの事業所でも見学を希望すれば応じてくれるので施設見学は必ず行うことをおすすめします。

施設見学のメリット

介護施設はサービスの種類ごとに業務内容が違います。事業所が変われば理念や大切にしている介護のポイントも異なるため、どうしても向き・不向きがあるのは確かです。施設見学は、現場の雰囲気に実際に触れるチャンスです。

他にもメリットがあるので下記にまとめました。

  • 人間関係を知ることができる
  • 職員の表情から「心の余裕」の程度を感じることができる
  • 勤務状況を見てブラックな事業所かどうか判断できる
  • 利用者さんの様子からケアの質を見て取ることができる
  • 不安なことを入職前に尋ねられる

確認したいポイント

  • 対応してくれたスタッフの態度
  • 施設の空気感や清掃、整理整頓の状態
  • 介護職員の表情や態度、利用者さんへの声かけの様子など
  • 職員の配置人数や勤続年数
  • 利用者さんの表情や身のまわり

転職に失敗しないためには上記の他に、面接時に気になることを曖昧にせず、掘り下げて尋ねることも必要です。都合の悪い事実を隠そうとするとつじつまが合わなくなるので、しっかりと確認をしましょう。また、入職してから聞いていた業務内容と違うといったことを避けるために、雇用条件などについては内定のタイミングで「労働条件通知書」を明示してもらうことをおすすめします。

まとめ

介護職の転職を成功させるためには、上記で紹介した「自己分析」と「比較検討」がもっとも大切です。「自己分析」で自分の転職の軸を知り、複数の事業所を「比較検討」することで、自分に合った職場を見つけることがでるのです。

転職の事前準備をしっかりしておくと、入職する前と後で「思っていたのと違った……」といった入社後の「ギャップ」を少なくすることができます。このギャップをいかに少なくできるかが、転職を成功させる鍵になるでしょう。

完全にすべての情報を集めることは難しいということを踏まえて、どこかで割り切って判断するということも重要です。またどの職場も、できていることとできていないことが当然あります。すべての条件で自分の希望に沿うような理想的な職場はほぼあり得ないという前提で、優先順位をつけて判断してください。

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