ベトナムの特定技能介護人材。国別の特徴や必要な受け入れ準備は?

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ベトナムの特定技能介護人材。国別の特徴や必要な受け入れ準備は?

「介護施設を運営しているが、人手不足に悩んでいる」

「外国人の採用を検討している。ベトナム人の特定技能はどうだろうか」

「ベトナムの特定技能人材の採用方法について知りたい」

この記事では、上記のようにお悩みの介護施設経営者・人事担当者の方に向けて、ベトナムの特定技能人材の採用について詳しく解説します。


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ベトナムの特定技能人材の特徴は?

ベトナム人を採用する前に、まずはどのような国民性なのか知っておきましょう。ベトナム人は基本的には真面目で勤勉だといわれています。各特徴を詳しく見ていきましょう。

真面目で勤勉、器用な国民性

ベトナム人は「勤勉」「謙虚」といわれることが多いです。また器用な人も多く、仕事をそつなくこなしてくれます。

おっとりしていて世話好き

ベトナム人は、東南アジアならではの温暖な気候からか、おっとりしていて世話好きな人が多い傾向にあります。他人に対して怒ったり感情的になることも少なく、必要な仕事であれば真摯に対応してくれることが多いです。世話好きの人も多いため、介護施設の利用者に対しても優しく丁寧に接してくれるでしょう。

日本語の読み書きが得意(漢字文化圏のため)

ベトナムの主な言語はベトナム語ですが、実は漢字文化圏でもあります。ベトナム人の名前やベトナムの地名の多くには、漢字起源の「漢越語(かんえつご)」と呼ばれる言語が使われています。

日本語と似ている部分も多いため、他の国の方と比べて、スムーズに日本語を覚えることができます。とはいえ、異国同士の言語ではあるため、誰しもすぐに日本語を習得できるとは限りません。介護施設で使えるレベルの日本語を覚えるには、コツコツと勉強する必要があります。

また、読み書きはできるものの、発音は苦手な傾向にあります。日本語で書かれた書類を理解する、日誌を書くなどは比較的容易ですが、ベトナム人と直接コミュニケーションをとる際、発音が聞き取りにくい場合があります。

若い労働力が多い

ベトナム人の平均年齢は31歳です。日本の48.9歳と比べるととても若く、豊富な労働力を抱えています。また、日本など先進国と比べると賃金水準が低いベトナムでは、若いうちから国外で働きたい、仕事を頑張りたいという意欲の高い人も多く見受けられます。仕事に対しても勤勉な人が多いので、介護の現場仕事でもしっかりと動いてくれるでしょう。

ベトナム人の特定技能を採用する方法流れ

ベトナム人の特定技能を採用する方法流れ

ベトナムの特定技能人材を採用する方法を見ていきましょう。ただし注意点として、ベトナム国内では試験が行われていません。ベトナム人を採用する際は、過去日本で、介護の技能実習2号までを修了している方、あるいは他国において試験に合格した方のみとなります。

ベトナムの管理局と契約を結ぶ

まずは企業や施設などの受入機関側が、ベトナムの管理局DOLAB(Department of Overseas Labour, Ministry of Labour, Invalids and Social Affairs)と契約を結びます。この際、ベトナム人と直接契約することは認められておらず、必ずベトナムが認定する送り出し機関を利用する必要があるので注意しましょう。

本人と雇用契約を結ぶ

企業や施設は、労働者提供契約に基づいて人材を募集します。送り出し機関からの人材紹介を受け、特定技能外国人と雇用契約を結びます。

推薦者表の発行申請を行う

ベトナムでは、特定技能の資格を得るためには管理局の「推薦者表」の承認を受けなくてはなりません。推薦者表とは、ベトナム人が海外で働く上でベトナム側の手続きが完了したことを証明するものです。この推薦者表の発行申請を行います。

在留資格認定証明書の交付申請を行う

企業や施設などの受入機関は、推薦者表を地方出入国在留官署に提出します。あわせて、日本に入国するベトナム人が日本国で働くことに適合しているかどうかを審査する「在留資格認定証明書」の交付申請もここで行います。

特定技能ビザの発給申請を行う

ベトナムの特定技能資格者は、在ベトナム日本大使館にて在留資格認定証明書を掲示し、来日するための特定技能ビザの発給申請を行います。

入国、就労を開始する

特定技能ビザの手続きが完了次第、在留資格を得ることができ、入国を許可されます。その後に就労を開始できます。

特定技能外国人の採用には様々な書類準備や専門知識が必要ですが、登録支援機関に支援を委託することで介護事業所の負担を軽減することが可能です。採用の際には登録支援機関の利用がおすすめです。

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ベトナム人の特定技能人材を受け入れる際に準備しておきたいことの注意点

ベトナム人の特定技能人材を受け入れる際に準備しておきたいことの注意点

異文化理解を深めておく

ベトナム人は真面目で勤勉な性格の人が多いですが、人付き合いや文化など慣習の違いはあります。そのため、事業者側と本人とでお互いに理解しあう努力が必要です。また、日本人ならではの習慣も、基本的には理解してもらいにくいと考えておいた方が良いでしょう。

適宜マナー研修などを取り入れて、日本語や日本文化についての理解を深めてもらうことが大切です。

コミュニケーションに時間をかけるよう工夫をする

ベトナム人は日本語の読み書きへの理解が早いですが、言語の特性上、発音だけ苦手な場合が多いです。そのため時間をかけてコミュニケーションを取るよう工夫しましょう。たとえば社内で交流会を行ったり、外国人本人が業務を理解できているかなど、こまめに確認するなどの対応が重要です。

ベトナムの基本情報

日本で働く外国人労働者の中でもベトナム人は20%程度を占めており、中国人に次いで多い数字となっています。ベトナムは人口9,734万人(2020年時点)で、ハノイを首都とする社会主義共和国です。

公用語はベトナム語、宗教は、仏教をはじめカトリック、カオダイ教など多種に及んでいます。ベトナム人の平均月収は28,300円で、年収に換算すると40万円弱となっています。

【まとめ】ベトナム人は真面目でやさしく、介護職に向いている

ベトナム人はまじめで優しく、介護職として魅力的な人材です。日本語の読み書きが得意なことから試験や記録などへの抵抗感も低いです。しかしながら、ベトナム現地で試験を行っていないことから、新規で特定技能を採用することが難しい側面もあります。

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