介護業務で活かす!定例研修とヒヤリハット研修

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介護業務で活かす!定例研修とヒヤリハット研修

質の高いサービスを提供するためには、研修などにより知識や技術を高めることが非常に大切です。

また、毎月研修を行うことで、研修参加が職員にとって当たり前のこととなり、施設や事業所全体として質の向上につながります。運営基準において、たとえば訪問介護の場合には訪問介護員などの資質の向上のために、研修の機会を確保しなければならないと定められています。

今回は「定例研修とヒヤリハット研修」についてご紹介させていただきますので、施設、事業所の資質向上にご活用いただけたら幸いです。

定例研修

月に1回、拠点で「定例研修」を開催しましょう

(1)研修内容

20分で読み合わせ研修とヒヤリハット研修などを行います。読み合わせ研修のテーマは、あらかじめ決めた年間計画で立案、掲示します。資料を確認し、毎月のテーマに従って研修を行ってください。

(2)開催のタイミング

定例研修を毎月の定例会議のカリキュラムに組み込みましょう。職員も集まりやすく、研修開催がスムーズです。時間の目安は、20分です。

(伝達20分+定例研修20分=計1時間の定例会議)

(3)研修資料

読み合わせることで研修ができる資料は、インターネットなども活用をすると研修担当者は負担がありません。開催時期までに施設や事業所で印刷し、参加者に配布して使用してください。

施設・事業所で自発的に研修を開催しましょう

定例研修以外にも、施設や事業所で必要な研修を随時行っていきましょう。e-learningや外部の研修や資料をうまく活用し、施設、事業所単ごとで必要な研修や勉強会を積極的に開催してください。

研修履歴を残す必要性

平成18年4月から「介護サービス情報の公表」が始まりました。

この制度で公表される項目ひとつとして、事業所の「従業者の教育・研修の状況」が定められています。そのため、職員の教育・研修の状況が一目でわかるよう、研修履歴を記録・保管しておく必要があります。

<「介護サービス情報の公表」で事業所が公表する情報 >

この制度では、すべての事業所がサービス内容や運営状況に関する情報を公表することが義務付けられています。

事業所が公表する情報は大きく分けて「基本情報」と「調査情報」の2つがあり、その内「調査情報」の項目に「従業者の教育・研修の状況」に関する項目があります。

研修におすすめの記事もあわせてご確認ください。

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ヒヤリハット研修

質の高いサービスは事故のないサービス

介護知識や技術を身に付け、質の高いサービスを提供しようと日々努力していても、いったん事故がおきてしまったらどうでしょう。これまでせっかく積み上げてきた信頼も、質の高い介護サービスも、1回の事故で無になってしまいます。

質の高いサービスというのは、安全で安心な事故のないサービスがあってはじめて実現するものなのです。

ヒヤリハットと重大事故

(1)ハインリッヒの法則

アメリカの技師ハインリッヒが発表した法則で、「1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に、29件の軽傷事故と300件のヒヤリハットがある」というものです。

(2)ヒヤリハットとは

作業中に一歩間違えれば重大な事故になっていたかもしれない、ひやっとしたり、はっとしたりする経験のことを「ヒヤリハット」と呼んでいます。

(3)ヒヤリハット予防が事故予防

ヒヤリハットが起こっても何の対策も立てずにいると、近い将来それが重大事故につながります。逆に、ヒヤリハット自体を減らせば、重大事故を防ぐことができるのです。

事故を未然に防ぐには

事故を未然に防ぎ、事故のないサービスを実現するには、

  • 危険な行為や状態に、いち早く気づく
  • 危険を回避するための対策をたてる
  • 実行する

という習慣を身に付け、継続して実践することが大切です。そのために、各施設や事業所でヒヤリハット研修を行いましょう。

施設・事業所でヒヤリハット研修を行いましょう

(1)ヒヤリハット研修の目的

  • 介護事故の防止

ヒヤリハット研修を定期的に行うことで、事故予防の習慣が身につき、同じようなヒヤリハットの再発を防ぐことができます。

  • 介護サービス情報の公表

介護保険制度で公表される介護サービス情報のひとつとして、「介護事故の予防」があります。ヒヤリハット研修は、そのうちの「介護事故の予防に関する研修を実施している」という項目を満たすことができます。

(2)ヒヤリハット研修の進め方

  • 自分の体験したヒヤリハットを発表する(見たり聞いたりしたものでもよい)

いつ、どこで、誰が、何を、どのように、どうしたのかを明らかにすると、検討しやすい。

  • 発表から、何が原因だったのかを見つけ出す
  • 同じヒヤリハットを起こさないための、対策方法を検討する
  • 対策を施設・事業所職員内に伝達し、実践する
  • 会議録を拠点内で保管しておく

ヒヤリハットへの正しい理解を

研修でのご質問されるなかには「ヒヤリハット報告書を提出すると怒られるのでは?」と誤解をしている職員もいます。施設、事業所全体で「ヒヤリハット報告書をたくさん提出することで、皆の気づきが生まれ、大きな事故やトラブルを防ぐことができる!」と正しい理解と知識を持つことが重要です。

毎月、「定期読み合わせ研修」+「ヒヤリハット研修」を実施し、施設・事業所で定期研修に合わせヒヤリハットを共有することで、大きな事故やトラブルを防ぐことができますので、毎月定期開催を計画的に行ってください。

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